アイロンプリントシールでオリジナルTシャツを作って感じたメリット・デメリット

2021年06月03日

オリジナルTシャツを自分で制作する方法の一つがアイロンプリントシールを使った方法です。

今回は、アイロンプリントシール、そしてアイロンプリントシールで作ったオリジナルTシャツのメリット・デメリットを解説します。

アイロンプリントの仕組みについても解説しますので、「オリジナルTシャツを簡単に作りたいけれど作り方がわからない」という方も必見です。

そもそもアイロンプリントとは？

アイロンプリントとは、ご家庭にあるプリンターで熱転写シートに好きなデザインを印刷し、アイロンを使ってTシャツなどの生地に圧着させるプリント方法です。

アイロンがけの要領で簡単にオリジナルTシャツを作ることができます。

次の章からは実際にアイロンプリントシールを使ってオリジナルTシャツを使ってわかった必要なもの、方法、メリット・デメリットを解説していきます。

アイロンプリントシールでオリジナルTシャツを作る時に必要なもの

アイロンプリントシールを使ってオリジナルTシャツを作るときは、以下のものが必要になります。

・アイロンプリントシール
・アイロン（スチーム機能がOFFにできるもの）
・プリンター（紙を印刷する通常のインクジェットプリンター）
・Tシャツ（生地の目が荒くないもの（綿素材））
・パソコン（デザイン作成のため）
・あて布またはクッキングシート

アイロンプリントシールは市販で購入できますが、いろいろな種類があります。

どのシールにすればいいか迷ってしまうかもしれませんが、購入するときはプリントしたいTシャツの色に合わせて「白・淡色布用」か「濃色・カラー布用」のどちらかを選びましょう。Tシャツの色に合わせないと綺麗にプリントできません。

また、Tシャツの素材を確認して、それに合ったシール選びをすることも重要です。
耐久性もシールによって異なるので、しっかり商品説明を確認しましょう。

アイロンプリントシールでオリジナルTシャツを作る方法

アイロンプリントシールを使ってオリジナルTシャツを作る手順を簡単に紹介していきます。

1. デザインをシールに印刷する

パソコンを使って作成したデザインを用意します。
そのデザインをプリンターを使って印刷しましょう。

シールやプリンターによって紙を入れるときの向きや設定が異なります。
注意事項をしっかり読んで印刷しましょう。不安な場合は一度普通紙に印刷するのがおすすめです。

2. デザインに合わせて切り取る

印刷したシールをデザインに合わせて切り取ります。
これもシールによりますが、デザインより数ミリ余白を残してカットするのがポイントです。

全体的に余白が同じ幅になるようにカットしていきましょう。

3. アイロンを使って圧着

あとはプリントしたい位置にシールを置き、当て布かクッキングシートを敷いて上から圧着していきます。このときしっかり押さえましょう。

また、スチーム用の穴がある部分は圧力が加わりません。
アイロンの位置を変えながらしっかり圧着させてください。

4. しっかり冷めたら台紙を剥がす

圧着したらしばらくそのまま置いておき、完全に冷めたら台紙をゆっくり剥がしていきます。

5. 仕上げシートを乗せてもう一度アイロンをかける

台紙を全て剥がしたら仕上げシートを乗せ、指定の温度でアイロンをもう一度かけます。

丁寧に全体にかけたら完成です。

実際に作って感じたアイロンプリントシールのメリット・デメリット

今回実際にアイロンプリントシールを使ってオリジナルTシャツを作って感じたメリット・デメリットを解説します。

メリット

アイロンプリントシールを使ってオリジナルTシャツを作るメリットは、なんといってもリーズナブルにオリジナルTシャツが作れることです。

シール代とTシャツ代を合わせても、2000円前後で作ることができます。
またプリンターやアイロンがあれば簡単に作れるので、自宅で作業がしやすいのもメリットでしょう。

それから自由な箇所にプリントができます。
業者に依頼するオリジナルTシャツはある程度印刷範囲が決められていますが、アイロンプリントならほとんどの箇所にプリントできるのです。

デメリット

デメリットは、シールの印刷やTシャツへの圧着に失敗する可能性があるということです。

特に圧着時は失敗が多く、しっかりプリントできなかったり、逆にアイロンを当てすぎて変色してしまうこともあります。

それから自分でデザインを作成しなければならないため、パソコンでデザインを作るのが苦手な人にとっては大変かもしれません。

また、Tシャツの素材によってはアイロンプリントに向いていないものもあるので注意が必要です。ポリエステル生地やメッシュTシャツなどは、うまくプリントできないことがあります。

そして、手軽な分プリントの質が下がってしまう可能性も高いです。
明らかに手作りしたTシャツに見えてしまうこともあります。

クオリティの高いオリジナルTシャツを作るなら業者にお任せ

アイロンプリントは手軽に自宅でオリジナルTシャツが作れる一方、失敗しやすく手作り感の高いTシャツになってしまいがちです。

クオリティの高いオリジナルTシャツを作るなら、業者に任せるのも一つの方法。1枚からでもリーズナブルな価格で作ることができますので、お店で売っているようなTシャツが作りたい方は業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

富永磨央

オリジナルTシャツ作成「トミーズ」の店長。Tシャツ作りのノウハウや商品紹介動画をこれまでに約300本配信中。トミーズテレビ チャンネル