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コラム
2020年08月24日
何気なくジッパーを上げ下げしただけなのに、うまく動かせなくなってしまった経験がある方は多いでしょう。部品自体が取れたり外れたりするケースもあります。お気に入りの服やバッグ、財布などのジッパーが使えなくなれば、焦ってしまうかもしれません。 ジッパーは修理に出すこともできますが、状態によってはご自身で修理が可能です。 一般的にジッパーは、スライダー・エレメント・テープ・箱の4つで構成されています。スライダーはジッパーを上げ下げする際に動かす部分で、エレメントはジッパーのレールのような部分です。 ジッパーが壊れた原因によって、修理方法は変わります。それぞれの原因に合わせた修理方法を紹介しますので、参考にしてください。 ジッパーの故障で一番多いのが、スライダーがエレメントだけでなく衣服などの生地を一緒に巻き込んでしまうケースです。無理矢理ジッパーや生地を引っ張ると、生地が傷んでしまいます。 スライダーを動かしてもエレメントが閉じない場合は、スライダーの変形による緩み、もしくはエレメントの変形が原因です。 スライダーを上まで上げたときに片側が余るのは、エレメントが正常に噛み合わず、ずれているためです。 スライダーがエレメントを噛むと、うまく動かせなくなります。 片側だけが外れたのであれば、スライダーの隙間にエレメントを押し込んでみてください。うまく押し込めない場合は、スライダーの隙間をマイナスドライバーで少し広げます。差し込むことができたら、スライダーをペンチで締めましょう。 状況別にジッパーの直し方を紹介しました。自分で修理をしても直せない場合は、業者に修理を依頼しましょう。まずジッパーの仕組みを知っておこう
テープと呼ばれる土台にスライダーとエレメントが取り付けられていて、箱はジッパー下部の始点を指します。
ジッパーは金属製の金属ファスナーと、樹脂製のビスロンファスナー・樹脂ファスナーがあります。樹脂ファスナーはエレメント部分がコイルのようになっているファスナーです。
どの素材でできたジッパーでも、スライダーを上げてエレメント部分を噛み合わせ、閉じる仕組みです。逆にスライダーを箱の方に下ろすと、噛み合っていた部分が離れてジッパーが開きます。原因別!ジッパーが壊れてしまった時の修理方法5つ
1. スライダーが生地を巻き込んでしまう
この場合はスライダーを動かさずに、巻き込んでしまった生地を優しく引っ張り出しましょう。生地とエレメントをできるだけくっつけて、スライダーの隙間から少しずつ出すようにすると、うまく元の状態に戻せます。間違っても勢いよく生地を引っ張らないようにしてください。
うまく外れない時は、少しずつスライダーを動かしながらマイナスドライバーを使って生地を引っ張り出します。ドライバーの先端をスライダーの隙間に差し込み、軽く隙間を広げるのがコツです。ただし、ジッパーが樹脂製だと変形しやすく、この方法だと壊れてしまう可能性があります。2. エレメントが閉じなくなった
まずはペンチを使って、スライダーの緩みをチェックしましょう。スライダーを横から見た時、カタカナの「コ」の形になっているのが正常な状態です。
緩みを直しても解消されない場合、エレメントにずれている部分や破損している部分がないか確認してみましょう。ずれがあれば、ペンチを使ってまっすぐ直せば正常に動く可能性があります。破損している場合は交換が必要です。3. エレメントがずれてしまう
スライダーは左右対称にエレメントを噛み合わせるようになっていますが、スライダーが劣化して緩くなると、噛み合わせがうまくいかなくなる場合があります。
まずは、エレメントが余っている方の生地を引っ張って、エレメントが左右対称になるようにします。強く引っ張りすぎると生地を傷めてしまうので気をつけてください。
次に、エレメントが余っている方のスライダーをペンチで挟み、緩みを解消します。あとはいつも通りにスライダーを箱に向かって下ろせばOKです。
生地を引っ張ってもエレメントが動かない場合は、エレメントが余っている側のスライダーをマイナスドライバーで少し開くと調整しやすくなります。4. スライダーが動かなくなった
無理矢理スライダーを動かすとエレメントが破損してしまうため、注意しましょう。まずは、エレメントを軽く引っ張って動かしてみてください。
生地のたるみは、スライダーが生地を巻き込んだり、エレメントの噛み合わせが悪くなったりする原因です。
スライダーが動かしづらいと感じたら、まず一度スライダーを箱まで戻して、生地をピンと張りましょう。その状態で動かせば、スライダーがスムーズに動きます。5. スライダーがエレメントから外れてしまった
自分で修理してもうまくいかなければ修理に出そう
なかにはジッパー自体を交換しなければならないケースもあります。やみくもに直そうとして、ジッパー自体を破損しないよう注意してください。
トミーズではTシャツ・ポロシャツのほか、つなぎ、ショルダーバッグなどのジッパーつきアイテムも取り扱っております。イベントなどでオリジナルデザインのアイテムを製作する際は、ぜひトミーズまでご相談ください。高品質ジッパー!YKKをオススメする4つの理由