白Tシャツの黄ばみを防ぐ方法を紹介！汚れを簡単に落とす方法も解説

2023年03月28日

白Tシャツは清潔感があり、着こなしの幅が広いことから人気の高い衣類です。一方で真っ白な無地のTシャツは汚れが目立ちやすく、長く着用していると黄ばみも発生してしまいます。白Tシャツの黄ばみは普通に洗濯しても簡単には落ちないため、汚れが気になったらそのまま捨ててしまう方もいるでしょう。

しかし、白Tシャツの黄ばみは普段の扱いに気を配ることで防ぐことができます。また黄ばんでしまった白Tシャツも自宅にあるアイテムで汚れがとれます。本記事では白Tシャツの黄ばみを防ぐ方法や、黄ばみ汚れを簡単に落とす方法を解説します。

白Tシャツの黄ばみの原因

白Tシャツが黄ばむ一番の原因は「皮脂汚れ」です。皮脂は空気に触れて酸化すると茶色く変色する性質があります。とくに首回りや脇は皮脂の分泌量が多く、またシャツの生地と肌が密着しやすい部分であるため、黄ばみが発生しやすいのです。

なお、衣類に染み込んだ皮脂を落とそうとして、洗濯時に洗剤を使用し過ぎるのもよくありません。洗剤も皮脂と同様に酸化すると生地を変色させてしまうためです。洗剤の量が多過ぎると、洗濯機ではすすぎきれなかった洗剤が酸化し生地が黄ばんでしまいます。

白Tシャツの黄ばみを防ぐ方法

白Tシャツの黄ばみは一度付着すると簡単には落ちないため、普段から黄ばみ対策をしておくことが大切です。ここでは白Tシャツの黄ばみを防ぐ方法を紹介します。

小まめに洗濯する

白Tシャツの黄ばみを防ぐためには、着用した衣類を放置せず小まめに洗濯することが大切です。一度でも袖を通した白Tシャツには、目に見えないだけで大量の皮脂が吸着しています。生地に吸着した皮脂は時間が経つと酸化してしまうため、着用した白Tシャツはできるだけ早く洗濯しましょう。

また皮脂や洗剤を落としやすくするため、洗濯時の水を40℃前後のお湯にする方法もおすすめです。洗濯機に温水機能がない場合は、白Tシャツの首回りや脇の下など、黄ばみが発生しやすい部分をあらかじめお湯で手もみ洗いしておきましょう。

洗剤は弱アルカリ性を使用する

白Tシャツの黄ばみを防止する効果が高い洗濯洗剤は弱アルカリ性の製品です。人の皮脂は酸性の性質を持つため、アルカリ性の洗剤を使用することで中和して分解されやすくなります。市販の洗剤を購入する際は「弱アルカリ性」の表示がある製品を選ぶようにしましょう。

白Tシャツにベビーパウダーを塗布する

身近なもので白Tシャツの黄ばみ防止に役立つアイテムがベビーパウダーです。ベビーパウダーには汗や皮脂を吸収する効果があり、着用前にシャツの首回りや脇の辺りに塗布しておけば生地の代わりに皮脂を吸収してくれます。なお、ベビーパウダーを塗布する際はしっかり衣類が乾燥していることを確認しましょう。

ベビーパウダー以外にも撥水効果のある汗シミ防止スプレーも黄ばみ防止に効果が期待できます。また、制汗作用や滅菌作用のあるデオドラントクリームを自身に塗布しておく方法も有効です。汗をかきやすい夏場は、清潔なタオルや汗拭きシートなどで小まめに身体を拭くことを心掛けましょう。

黄ばみが発生した白Tシャツを綺麗にする方法

白Tシャツの黄ばみ汚れは普通に洗濯しても簡単には落ちません。黄ばみ汚れが気になる場合は、重曹や漂白剤などのアイテムも活用しましょう。ここでは黄ばんでしまった白Tシャツを綺麗にする方法を紹介します。

洗濯洗剤と重曹を組み合わせて使用する

普通に洗濯しても黄ばみが落ちない場合は、通常の洗濯石鹸のほかに重曹を加えて洗濯機を回してみましょう。重曹はアルカリ性の性質を持つため、酸性の皮脂汚れに対する洗浄力がアップします。洗濯洗剤と重曹を組み合わせる際は、洗濯洗剤2に対して重曹1の分量が目安です。

重曹は自然由来の成分で身体に害がなく、また無味無臭であるため漂白剤のツンとする臭いが苦手な方にもおすすめです。重曹には静電気を抑える効果や衣類をふっくらと仕上げる柔軟剤としての効果も期待できます。

食器用洗剤でもみ洗いする

食器用洗剤は油の分解に特化した洗剤であり、衣類に吸着した皮脂の除去にも効果的です。

使用方法も簡単で、黄ばみが気になる部分に食器用洗剤を少量撒き、手で軽くこすりながらもみ洗いします。汚れが落ちにくい場合は、初めにシャツを40℃ほどのお湯に付けて汚れを浮かせておきましょう。もみ洗い後はしっかりと水で濯ぎ、仕上げに洗濯機で通常どおりの洗濯をすれば完了です。

酸素系漂白剤を使用する

頑固な黄ばみ汚れには酸素系漂白剤を使用しましょう。酸素系漂白剤は塩素系漂白剤よりも身体への刺激が少なく、衣類へのダメージも少ないため比較的安全に使用できる漂白剤です。

酸素系漂白剤を使用する際は、黄ばみが気になる部分に直接塗布してもみ洗いをします。それでも黄ばみが落ちない場合は、漂白剤の溶液につけ置きしましょう。つけ置きの方法は以下のとおりです。

40℃ほどのお湯に漂白剤を入れ、軽く泡立つ程度にかき混ぜる。
酸素系漂白剤の溶液に衣類をしっかり浸し、30分ほどつけ置く。
つけ置き後に洗濯機で水洗いを行う。

なお、白Tシャツの場合は色落ちの心配がないため、酸素系漂白剤より強力な塩素系漂白剤でつけ置きする方法もあります。ただし塩素系漂白剤は身体への刺激が強いため、使用時は以下の注意事項を遵守しましょう。

• 直接触れないように手袋をする
• 屋外か換気ができる部屋で使用する
• ほかの薬品と混ぜない
• 白以外の色の衣類には使用しない
• 綿100%の製品以外には使用しない

【まとめ】

自宅にあるアイテムで白Tシャツの黄ばみを防ごう

白Tシャツの黄ばみを防ぐためには、小まめに洗濯をして生地に吸着した皮脂をしっかり洗い落とすことが大切です。すでに黄ばんでしまった白Tシャツも、重曹や食器用洗剤など身近なもので綺麗にすることができます。自宅にあるアイテムを活用し、白Tシャツの黄ばみ汚れを防ぎましょう。