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コラム

SDGsとファッション業界の関係とは?サステナブルファッションのためにできることを解説

2023年03月28日

ファッション業界はSDGsへの取り組みがとくに注目されている産業のひとつです。衣類の生産・流通は世界規模の巨大産業であり、環境負荷の大きさが懸念されています。また低コストで衣類を生産する弊害として、途上国では人権への配慮に欠いた労働環境で働く人々も少なくありません。

環境省ではファッション業界におけるSDGsの取り組みを「サステナブルファッション」と呼んでおり、その普及に努めています。サステナブルファッションの実現には企業だけでなく消費者の意識改革も必要です。本記事ではファッション業界とSDGsの関係と、サステナブルファッション実現のために私たちが取り組むべきことを解説します。

SDGsとは「持続可能な開発目標」のこと

SDGs(Sustainable Development Goals)は、日本語で「持続可能な開発目標」と訳される国際目標です。2015年9月に開催され、全世界150カ国以上のリーダーが参加した「国連持続可能な開発サミット」で制定されました。

同サミットでは2030年までの長期的な開発指針である「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、それにともない2030年までに達成すべき目標として定められたものがSDGsです。SDGsには大きな指針となる「17の目標」があります。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質のよい教育をみんなに
  5. ジェンダーの平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公平をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsが掲げる目標は環境破壊やジェンダー格差、地域間の不平等など社会発展の妨げとなる諸問題を解決し「誰一人残さずに」永続的な発展ができる社会を目指すためのものです。近年ではコンプライアンス活動の一環としてSDGsに取り組む企業も増えています。

ファッション業界でSDGsが注目される理由

ここではファッション業界でSDGsが注目される理由を解説します。サステナブルファッションを実現するため、ファッション業界を取り巻く諸問題を知っておきましょう。

衣類の生産・流通にかかる環境負荷が大きい

ファッション業界におけるSDGsを考えるにあたり、衣服の生産から物流の過程(サプライチェーン)にかかる環境負荷は大きな課題です。衣類の生産・物流には大量の資源が必要であり、環境にかかる負荷も非常に大きなものとなっています。

例えば衣類の原材料である綿花の栽培には大量の水が必要です。また、ポリエステルなどの合成繊維は製造時に大量のCO2が排出されます。ほかにも化学肥料による土壌・河川の汚染など、衣類のサプライチェーンに関連する環境問題は多方面に渡ります。

大量生産・大量消費

衣類の大量生産・大量消費も近年のファッション業界が抱える課題のひとつです。ファストファッションが浸透した近年では衣類の製品サイクルが従来よりも短くなっており、比較的安価な製品を繰り返し購入するといったライフスタイルが主流となっています。

消費者が着なくなった衣類はどうなるのかというと、その多くはごみとなります。環境省の資料によると、消費者が購入した衣類のうち68%が可燃ごみ・不燃ごみとして処分されていることがわかります。(※)手放す衣類のうち再利用されるものは極僅かであり、毎年20万トン以上の不要な衣類がごみとして廃棄されているのです。

またメーカー側も生産コストを抑えるため大量生産が当たり前となっており、消費しきれない大量の在庫が廃棄されているという現実があります。

※出典:環境省.「SUSTAINABLE FASHION これからのファッションを持続可能に」

労働者の人権問題

ファッション業界におけるSDGsは環境問題がクローズアップされがちですが、生産国における労働者の人権問題も忘れてはなりません。メーカーが生産コストの削減を突き詰めた結果、現在国内で販売されている衣料品の多くは人件費の安い発展途上国で生産されています。

発展途上国の下請け工場では、先進国のように労務管理や安全管理が徹底されているとは限りません。長時間労働や女性の低賃金労働、児童就労など、人権を無視した違法労働も当たり前のように行われているのです。

SDGsが掲げる目標には福祉の充実や格差の是正、働きがいの創出といった内容も含まれます。サステナブルファッションを実現するためには、今まで明るみに出ていなかった異国の労働者の人権問題にも踏み込んでいく必要があります。

私たちができるサステナブルファッションの取り組み

SDGsの目標を達成、そしてサステナブルファッションを実現させるためには、ファッション業界だけでなく私たち消費者の意識改革も必要です。ここでは誰でも始められるサステナブルファッションの3つの取り組み(通称「3R」)を紹介します。

リデュース

リデュースとは使用するものやごみを減らす取り組みです。例えばペットボトル飲料を買う代わりに水筒で飲み物を持参すれば、ごみを減らすことができます。普段の行動をちょっとだけ変えて、身の回りのものやごみの削減を図ることがリデュースです。

ファッションの場合は新しい服の購入を控えることがリデュースになります。服を購入する際は本当に必要なものかよく検討しましょう。すでに所持している服で代用できるかもしれません。

リユース

リユースとは、既存の製品を再利用することです。ファッションの場合、いわゆる「おさがり」や古着がリユースにあたります。

現在ではフリマアプリも充実しているため、以前に比べて衣類のリユースは容易にできるようになりました。着なくなった洋服は、すぐに捨てるのではなく誰かに着てもらうことを第一に考えましょう。

リサイクル

リサイクルとは、不要になった製品を分解し、新たな製品の製造に活用することです。リユースが形状を変えずに本来の用途で再利用するのに対し、リサイクルの場合は回収した不用品を資源に戻してから再利用します。

SDGsの考えが浸透したこともあり、近年では衣類のリサイクルボックスを設置するお店も増えてきました。新しい服を買いに行くついでに不要な服はリサイクルボックスに入れるようにしましょう。

【まとめ】

サステナブルファッションでSDGsに貢献しよう

ファッション業界においてもSDGsの達成は最優先で考えなければならない課題です。代表的な例としてオリジナルTャツ業界でもSDGsの取り組みとしてメーカーが色々な角度からサスティナブルの商品を発表しています。しかしSDGsは企業だけの問題ではありません。企業の製品やサービスを購入する消費者にも意識改革が求められるのです。これからも長くファッションを楽しむため、普段の行動を少しだけ変えてSDGsやサステナブルファッションの取り組みを実践してみましょう。

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