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コラム

「解像度」が重要!写真を使ったオリジナルTシャツを奇麗にプリントするポイント

2022年06月24日

好きな写真を活用してオリジナルのTシャツをプリントするには、適切な「解像度」の画像を使用することが大切です。たとえ美しい写真でも、解像度が低いとプリントした際にぼやけた仕上がりになる可能性があります。

 

この記事では、写真を使用してオリジナルTシャツをプリントするのに重要な、解像度について解説します。オリジナルTシャツを奇麗にプリントする際のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも「画像解像度」とは?

そもそも「画像解像度」とは「画像構成密度」のことで、1インチ(25.4mm)の中にいくつドットが入っているのかを示す数値のことです。単位は「dpi(dots per inch)」で、主にスキャナの読み取り精度・プリンタの出力精度・ディスプレイの表示画素数を表す際に使用されます。

 

一般的には、画像解像度が高いほどきめ細かく高品質な印刷が可能で、低いほど鮮明さが失われるといわれています。画像解像度は印刷の仕上がりを大きく左右するため、奇麗にプリントするには適切な解像度にすることが重要です。

 

サイズでよく見るピクセルとは

dpiと似た言葉に、画質を表す単位「ピクセル(pixel)」があります。ピクセルとは画像を構成する最小単位のことで、デジタルカメラの性能を表現する際などに「画素数」という言葉で使われることが多いです。

 

デジタルの画像を拡大した際に、一つひとつの点で成り立っている「ドット」に色情報を追加したものを「ピクセル」と呼びます。プリンタで文字を構成する単位をdpiと呼ぶのに対し、パソコン上で画像データを扱う際の色情報の単位を表すものをピクセルと覚えるとよいでしょう。

 

なお、dpiと同じ解像度を表す単位として「ppi(pixels per inch)」がありますが、これは1インチあたりのピクセル数を表しています。dpiと同じ意味で使われることが多いですが、印刷での単位はほぼdpiを使用します。

 

 1色の四角いマスは、さまざまな色のピクセルを多く並べることで、写真のような美しい画像が出来上がります。画素数が高い場合は多くのピクセルが集まっており、拡大しても耐えられる画質の高さを持っています。

 

オリジナルTシャツに必要な解像度はどのくらい?

オリジナルTシャツに必要な解像度は、各メーカーによってさまざまです。通常、紙などにプリントする際は300~350dpiが必要ですが、Tシャツなら一般的に150~200dpiあれば十分だといわれています。

Tシャツの生地は紙に比べて紙の平らさを表す「平滑度」が低く、150~200dpiより細かくしてもほぼ差が出ないからです。とはいえ、小さい文字・ロゴを入れる場合は文字がつぶれて見えにくくなるのを防ぐために、200~300dpiほどにすることをおすすめします。

 

なお、解像度を必要以上に高くしても仕上がりに大きな変化はありません。推奨サイズ以上の解像度の画像データを入稿しても、単純に容量が大きくなるだけです。出力に無駄な時間がかかる可能性があるため注意しましょう。

 

また、ピントがずれている写真など、画像そのものが不鮮明の場合は解像度を高くしても鮮明にはなりません。もともと解像度が低いデータを画像編集ソフトでマス目を伸ばすと、細かいところがぼやけたり細い線が消えたりする場合があるため、しっかり撮影を行うことが重要です。

 

オリジナルTシャツを奇麗にプリントするポイント

オリジナルTシャツを奇麗にプリントするには、以下2つのポイントがあります。

 

  • スマートフォンでの撮影ではアプリを活用する
  • 写真はJPGで保存する

 

それぞれのポイントを押さえて、キレイなオリジナルTシャツ作りを目指しましょう。

 

スマートフォンでの撮影ではアプリを活用する

スマートフォンは、デバイス本体の仕様で解像度がすでに決まっているため、設定を変更できません。iPhoneの場合「iPhone11ProMax」「iPhoneSE」など、機種によって解像度が異なります。

 

そのためスマートフォンで写真を撮影する際は、解像度を変更できるアプリを活用するのがおすすめです。アプリにはさまざまな種類があり、使いやすさなどが異なるため好みのものを探してみてください。

写真はJPGで保存する

写真を保存する際は、保存形式を何にするのかを決めておくことも大切なポイントです。dpiやピクセルだけではなく、保存形式によっても画質が変わる可能性があるからです。

 

画像データを見てみると、ファイル名の後ろに「.jpg」「.png」などの拡張式が付いているのが分かります。拡張式の種類は多く、どれが良いか悩むかもしれませんが、カメラで撮影した写真などを保存する場合は「JPG」がおすすめです。

 

「.jpg」で表されるJPGはフルカラーのため、色使いが豊富な写真やグラデーションなどの細かい色が使われた写真を鮮明に保存できます。比較的容量も小さく、メールなどに添付する際にファイルを小さくしたい場合にも適しています。

 

ただし、圧縮率を上げると輪郭の周りにノイズが生じる場合があるため、ロゴマークなどにはあまり適していません。イラストやロゴを保存するなら「データの圧縮・復元時に画質が落ちない」「透過処理ができる」という特徴を持つ「PNG」で保存しましょう。

 

 まとめ

画像解像度とは、1インチの中にいくつドットが入っているのかを表す数値で、単位は「dpi」です。画像解像度が低いと鮮明さが失われるため、オリジナルTシャツを奇麗にプリントする際は、適切な解像度でデータを入稿することが大切です。画像を適切な解像度にするには、スマートフォンのアプリを活用し、JPGで保存するなどの方法があります。

 

もし、自分でオリジナルTシャツを作成するのが不安であれば、トミーズにお任せください。トミーズには、さまざまな利用シーンに応じた豊富なプリント方法を用意しています。写真のプリントに適した転写プリントなどもあるので、試してみてください。

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