ポロシャツ 襟立て完全ガイド｜大人が知るべき着こなし・NG・おしゃれ見えのコツ

2025年11月12日

ポロシャツの襟を立てる意味と魅力

ポロシャツの「襟立て」は、2000年代に流行り襟立していた方も多いのではないでしょうか。
ただ、いまは“ダサい？おしゃれ？”と賛否が分かれやすい着こなしでもあります。

実は襟立てには、しっかりと歴史的な背景や機能性があるのをご存じでしょうか？
まずはその魅力を見ていきます。

襟立て文化の歴史

襟立てが始まったのはテニスプレイヤーから。
首の後ろを紫外線から守るため、自然と襟を立ててプレーしていました。

その後、ラルフローレンやラコステがファッション的価値を持たせ、
“爽やかで上品なカジュアル”として浸透していきました。

襟を立てるメリット（紫外線対策・スタイル補正など）

・紫外線対策になる
・小顔効果が出る
・肩幅が広く見えてシルエットが良くなる
・立体感が出てスタイリッシュに見える

襟立てがダサいと言われる理由

一番の理由は、2000年代の過剰な“バキバキ襟立てブーム”の影響。
当時のような不自然な襟立ては現在の基準では古臭く見えてしまいます。
つまり「やり方さえ間違えなければ普通におしゃれ」です。

ポロシャツ襟立てはアリ？ナシ？プロが結論を解説

結論：シーンとスタイル次第で“めちゃくちゃおしゃれ”にも“残念”にもなる。

ファッション的に「アリ」なケース

スポーツシーン（ゴルフ・テニス）

もともと起源のある着こなしで、紫外線対策にも最適。
機能性＋爽やかさが両立します。

日差しの強い屋外作業

イベントスタッフや外仕事では、
“実用性を伴ったおしゃれ”として自然に馴染みます。

ストリート系・アメカジ系のコーデ

キャップやスニーカーと合わせるとバランスが良く、
襟立てがアクセントとして機能します。

「ナシ」になるケース

ビジネスカジュアル

誠実さ・清潔感が重要なビジネスの場では襟立ては不向き。
どうしても“ややチャラい印象”になりがち。

フォーマル寄りのレストラン

上品さや落ち着いた雰囲気が求められる場所ではNG。

清潔感が求められるシーン

襟立ては少しクセのある着こなし。
無難を求める場では避けるのが賢明。

ポロシャツ襟立て おしゃれに見せる6つのテクニック

① 襟は“半立ち”にして自然に

現在のトレンドは「45度の自然な立ち」。
昔のようなバキッと90度に立てるのは古い印象になります。

② 鹿の子素材で立つ襟を選ぶ

鹿の子（かのこ）素材は凹凸があり、襟が潰れにくい。
ラコステなどの定番ブランドが採用する理由でもあります。

③ サイズ感はジャストより微ゆとり

程よく余裕のあるシルエットは、襟立ての存在感を自然に見せる。
ピタピタすぎるとチャラく見えます。

④ 無地 or ワンポイントロゴが最強

襟立て自体がアクセントなので、シンプルなデザインが最適。

⑤ ボタンの開け方で印象が変わる

・1つ開け：上品・清潔
・2つ開け：カジュアル
・全開：だらしなく見えるので避ける

⑥ 色はダークカラーを選ぶと上品に

ブラック、ネイビー、チャコールは大人っぽさが出て襟立てが自然に馴染む。

NGになりがちな襟立てスタイル

襟がバキバキに折れている

最も“昔っぽく”なる典型例。
自然な丸みを意識したほうが現代的。

色落ち・ヨレのあるポロシャツ

襟立ては顔周りに目線が集まるため、
服が傷んでいると一気に古びた印象になります。

派手ロゴ・総柄・ビッグロゴ

襟立て×派手デザインはとにかく主張が強すぎる。

インナーが丸見えの襟立て

見栄えが悪く、清潔感が損なわれます。

年代別 襟立てコーデの成功パターン

20代｜カジュアルなストリート風

キャップ・ワイドパンツ・スニーカーと合わせるとバランスが良い。

30代｜上品シンプル×大人ラフ

無地ポロ×細身パンツで“キレイめカジュアル”に仕上がる。

40〜50代｜清潔感＋無駄のないシルエット

上質素材のポロを選ぶだけで爽やかで若々しく見える。

ブランド別 襟立てに合うポロシャツ

ラコステ

世界的定番。襟の立ちやすさはトップクラス。

フレッドペリー

スポーティと上品を両立させた万能ブランド。

ラルフローレン

アメリカンカジュアルの象徴。襟立ても“様になる”デザイン。

ユニクロ／GU

コスパ最強。特に“エアリズムポロ”は襟が立ちやすい。

襟立てに向いた素材と襟構造

鹿の子編み

通気性がよく型崩れしにくい。

厚手コットン

生地のハリが強く襟が立ちやすい。

襟芯の有無

襟芯があると形が崩れにくく、自然な半立ち状態を維持できる。

洗濯で襟を復活させる方法

・タオルを入れて形を整えて干す
・スプレー糊を使う
・アイロンで軽くクセ付けする

プロが教える襟立てスタイリングQ&A

襟が立たないときの対処法

スプレー糊＋アイロンでほぼ復活可能。

どれくらい立てるのが正解？

45度の自然な半立ちが現代風のベストバランス。

NGに見えない襟立ての黄金比

「自然・清潔・シンプル」の3点が揃えばおしゃれに見える。

まとめ

襟立ては、やり方ひとつで現代的にも古臭くもなるデリケートなスタイル。
・自然な半立ち
・シンプルなコーデ
・清潔感のあるポロシャツ
この3つさえ守れば、今でも十分おしゃれに通用します。

FAQ

Q1：ポロシャツの襟立てはビジネスでアリ？
→ 基本NG。誠実さと清潔感が求められるため。

Q2：襟がヨレたらどうする？
→ アイロンとスプレー糊で復活可能。

Q3：スポーツ用ポロは襟立てしたほうがいい？
→ 日差しが強い時はメリット大。

Q4：女性が襟立てしても似合う？
→ もちろん似合う。特にショートヘアと相性◎

Q5：襟立て向きでない素材は？
→ 薄くて柔らかい生地は立ちにくい。