【プロが解説】10オンスと12オンスのパーカーの違いは?オリジナル作成時の選び方を徹底比較!
2026年08月12日
オリジナルパーカーを作ろうと商品を探していると、「10オンス」「12オンス」という表記をよく目にします。 なんとなく「12オンスのほうが厚そう」とイメージできて
コラム
2026年08月21日
オリジナルパーカーやオリジナルスウェットを作ろうとしたとき、意外と悩むのが「どの加工方法を選べばいいの?」という問題です。 同じデザインでも、シルクスクリーン、DTFプリント、刺繍では、見た目も価格も仕上がりの雰囲気も大きく変わります。 「30枚以上作りたい」「写真をフルカラーでプリントしたい」「アパレルブランドのような高級感を出したい」など、目的によって正解は違います。 加工方法を先に決めるのではなく、デザイン・枚数・予算・用途から逆算して選ぶのが失敗しないポイントです。 この記事では、オリジナルウェア製作で代表的な3つの加工方法を比較しながら、それぞれどんなケースに向いているのかをわかりやすく解説します。 オリジナルパーカーやスウェットで特に多く使われるのが、シルクスクリーンプリント・DTFプリント・刺繍の3種類です。 シルクスクリーンは、版を使ってインクを生地へ直接プリントする定番の加工方法です。 DTFプリントは、専用フィルムにデザインを印刷し、熱プレスでウェアへ転写する方法で、フルカラー表現を得意としています。 刺繍はインクではなく糸を生地へ縫い込み、立体感や高級感を出せる加工方法です。 つまり、どれが一番優れているというわけではありません。 大量製作ならシルクスクリーン、フルカラーならDTF、立体感や高級感なら刺繍というように、それぞれに得意分野があります。 まずは、シルクスクリーン・DTFプリント・刺繍の違いを簡単に比較してみましょう。 迷ったときは、まず色数と製作枚数を確認するのがおすすめです。 シンプルな2色ロゴを50枚作る場合と、フルカラーイラストを10枚作る場合では、最適な加工方法はまったく変わります。 シルクスクリーンは、デザインの色ごとに「版」を作り、その版を使ってインクを生地へプリントする加工方法です。 オリジナルTシャツだけでなく、パーカーやトレーナーでも昔から広く使われています。 発色が良く、濃色ボディにもプリントしやすいことに加え、同じデザインを何枚もプリントする場合にコストを抑えやすいのが特徴です。 特にクラスパーカーやスタッフウェア、部活・サークルのチームウェアなど、まとまった枚数を作る場合に向いています。 最大のメリットは、大量製作との相性の良さです。 一度版を作れば同じデザインを繰り返しプリントできるため、30枚、50枚、100枚と数量が増えるほど、1枚あたりの加工費を抑えやすくなります。 文化祭やイベント、スポーツチーム、企業ユニフォーム、販売用アパレルなど、同じデザインをまとまった数量で作る場合には非常に使いやすい加工方法です。 また、インクならではの発色やプリントらしい質感もシルクスクリーンの魅力です。 1色や2色程度のシンプルなロゴ、カレッジ風デザイン、タイポグラフィ、線画イラストなどとの相性が良く、アパレルブランドらしい仕上がりも狙えます。 シルクスクリーンで注意したいのが色数です。 基本的には1色ごとに版を作る必要があるため、使用する色が増えるほど版代や加工工程も増えていきます。 例えば1色のデザインと5色のデザインでは、同じ枚数でも加工費に差が出る可能性があります。 また、10枚程度の少量製作では、版代の割合が大きくなり、1枚あたりの価格が割高になるケースもあります。 写真や細かなグラデーションなども、一般的なシルクスクリーンではDTFプリントほど簡単には表現できません。 そのためシルクスクリーン用のデザインでは、色数を絞り、文字や線をある程度太くして、プリントしやすいデータに整えることが大切です。 「1〜3色程度のロゴを30枚、50枚、100枚と作りたい」という場合は、まずシルクスクリーンを検討してみましょう。 文化祭、部活、スポーツチーム、企業ユニフォーム、イベントスタッフウェアなど、同じデザインをまとまった数量で製作する用途に特に向いています。 アパレル販売でも、ベタ塗りのグラフィックやカレッジロゴ、ヴィンテージ風のデザインなど、プリントらしい質感を活かしたデザインとは相性の良い加工方法です。 DTFは「Direct to Film」の略で、専用フィルムへデザインを印刷し、熱プレスによってウェアへ転写する加工方法です。 大きな特徴は、色数をほとんど気にせずデザインできることです。 写真、グラデーション、多色イラスト、細かな模様など、シルクスクリーンでは工程が増えやすいデザインもフルカラーで表現できます。 近年ではオリジナルTシャツだけでなく、パーカーやスウェット、バッグなど幅広いアイテムへの加工に利用されています。 一番の強みはデザインの自由度です。 赤、青、黄色など色数を細かく数える必要がなく、写真やデジタルイラスト、グラデーションを含むデザインにも対応できます。 例えば人物写真を使ったデザインや、カラフルなキャラクター、複数色を使用したロゴなども表現しやすい加工方法です。 また、シルクスクリーンのように色ごとの版を作る必要がないため、数枚〜10枚程度の小ロット製作にも向いています。 「イベント用に5枚だけ作りたい」「スタッフごとに違うデザインを作りたい」といった場合にも選択肢になります。 濃色のパーカーにも鮮やかなカラーを表現しやすいため、黒やネイビーのボディにフルカラーイラストを入れたい場合にもおすすめです。 DTFプリントは、フィルムに印刷されたデザインを熱圧着する加工方法です。 そのため、非常に大きな面積をベタ塗りしたデザインでは、シルクスクリーンとは違ったプリント面の存在感や質感が出ることがあります。 例えば、背中いっぱいに長方形のベタ背景を配置するよりも、イラストの周囲を透明にしてデザイン部分だけをプリントしたほうが、自然な仕上がりになるケースがあります。 また、ウェアの素材によっては熱プレス時の温度や圧力について注意が必要です。 綿だけでなくポリエステルやナイロンなど、素材によって加工条件が異なるため、使用するウェアにDTFプリントが適しているか事前に確認しておくと安心です。 写真、人物イラスト、キャラクター、グラデーション、カラフルなロゴなど、色数の多いデザインならDTFプリントが有力です。 「シルクスクリーンだと色数が多すぎて高くなってしまう」という場合にも検討しやすい加工方法です。 少量だけ作りたい場合や、複数カラーのパーカーへ同じフルカラーデザインをプリントしたい場合にも向いています。 学校イベントやショップグッズ、クリエイターグッズ、販売用アパレルなど、デザイン性を重視したオリジナルウェアにも使いやすいでしょう。 刺繍は、刺繍糸を生地へ直接縫い込んでロゴや文字を表現する加工方法です。 プリントとは違い、糸ならではの凹凸や光沢が生まれるため、高級感のある仕上がりになります。 特に厚みのあるパーカーやスウェットは刺繍との相性が良く、シンプルなロゴでもアパレルブランドのような雰囲気を演出できます。 左胸へのワンポイントロゴや、袖口などへの小さな刺繍も人気があります。 刺繍の最大の魅力は、高級感と耐久性です。 インクを表面にプリントするのではなく、糸を直接生地へ縫い込むため、立体感のある仕上がりになります。 シンプルな英字ロゴや店舗ロゴでも、刺繍にするだけで存在感が生まれ、ブランドウェアらしい印象を与えやすくなります。 また、プリントと比較して摩擦などによるデザインの劣化が起こりにくく、長期間使用するユニフォームやスタッフウェアにも向いています。 飲食店、ショップ、企業制服、アパレルブランドなど、「長く使えるウェアを作りたい」という用途にもおすすめです。 刺繍は、どんなデザインでも細かく再現できるわけではありません。 極端に細い線や非常に小さな文字、写真、滑らかなグラデーションなどは刺繍では表現しにくいデザインです。 デザインデータをそのまま使用するのではなく、刺繍しやすいように線を太くしたり、細かな部分を簡略化したりする調整が必要になる場合もあります。 また、刺繍する面積が大きくなれば、その分使用する糸や針数が増えるため、加工価格も高くなりやすくなります。 背中全面を刺繍で埋めるようなデザインでは、生地に重量感やゴワつきが出ることもあります。 大きなグラフィックはプリント、小さな胸ロゴは刺繍というように、加工方法を組み合わせるのもおすすめです。 アパレルブランドの胸ロゴ、企業ユニフォーム、飲食店スタッフウェア、ショップロゴなど、小さくても存在感を出したいデザインに向いています。 特に左胸へシンプルなロゴを配置したパーカーやスウェットは、刺繍との相性が抜群です。 「派手なプリントよりも、普段着として長く着られるパーカーを作りたい」という場合にもおすすめです。 パーカーやスウェットを選ぶ際には、加工方法だけでなく生地の仕様についても確認しておきたいところです。 特に多いのが「裏パイル」と「裏起毛」の2種類です。 ただし、「裏起毛ならDTFはできない」「裏パイルならシルクスクリーンしか使えない」というほど単純ではありません。 実際の加工では裏側の仕様だけでなく、生地表面の素材、綿とポリエステルの混率、生地の厚み、ポケットや縫い目の位置なども含めて判断します。 裏パイルは、裏面がタオルのようなループ状になっているスウェット生地です。 吸水性や通気性があり、秋・冬だけでなく春先まで比較的長い期間着用しやすいのが特徴です。 クラスパーカーやチームウェア、企業ユニフォームなどでもよく選ばれています。 シルクスクリーン、DTFプリント、刺繍のいずれも選択肢にしやすいため、裏パイルの場合は、生地よりもデザインの色数や製作枚数を基準に加工方法を決めると選びやすいでしょう。 裏起毛は、裏面の繊維を毛羽立たせることで空気を含みやすくし、保温性を高めたスウェット生地です。 厚手の商品も多く、秋冬用のパーカーや防寒用スタッフウェアなどに向いています。 シルクスクリーン、DTFプリント、刺繍のいずれも対応できる商品はありますが、厚手の生地では熱プレスの条件や刺繍時の安定性などを確認する必要があります。 また、同じ裏起毛でも綿100%とポリエステル混では加工条件が異なる場合があります。 「裏起毛だから加工方法を決める」のではなく、ボディの商品仕様まで確認したうえで、プリント業者へ相談するのがおすすめです。 フルカラーや多色デザインの場合は、DTFプリントがおすすめです。 シルクスクリーンは色ごとに版を作るため、少量製作では版代の割合が大きくなり、1枚あたりの価格が高くなる場合があります。 ただし、1色のシンプルなデザインなどでは条件によって価格差が小さい場合もあるため、実際のデザインで見積もりを比較するとよいでしょう。 1〜3色程度の同じデザインを50枚以上製作するのであれば、シルクスクリーンが有利になるケースは多くあります。 一度版を作れば同じデザインを繰り返しプリントできるため、枚数が増えるほど版代を分散しやすくなるからです。 ただし、色数やプリントサイズによっても価格は変わるため、必ずしもすべてのケースでシルクスクリーンが安くなるわけではありません。 可能です。 写真やグラデーション、多色イラストなどをそのまま表現したい場合には、DTFプリントが特に向いています。 人物写真やペットの写真、複雑なイラストなど、色数を数えるのが難しいデザインにもおすすめです。 商品やデザインによっては可能ですが、刺繍面積が大きくなるほど加工費も高くなります。 また、糸を大量に使用するため、生地に重量感やゴワつきが出る場合もあります。 背中の大きなデザインはシルクスクリーンやDTFプリント、左胸のロゴは刺繍というように、複数の加工方法を使い分けるのもおすすめです。 どちらが優れているというよりも、着用する季節や用途によって選ぶのがおすすめです。 春や秋など比較的長いシーズン着用したい場合は裏パイル、秋冬の防寒性を重視する場合は裏起毛が向いています。 加工方法については裏地だけで判断せず、素材や生地の厚み、デザイン内容とあわせて決めましょう。 オリジナルパーカーやスウェットの加工方法は、シンプルなデザインをまとまった枚数で作るならシルクスクリーン、フルカラーや小ロットならDTFプリント、高級感や立体感を重視するなら刺繍、と考えると選びやすくなります。 ただし、実際にはデザインサイズ、色数、ウェア素材、製作枚数によって最適な加工方法は変わります。 「このデザインならシルクスクリーンとDTFのどちらが安い?」「刺繍にできる細かさなの?」と迷った場合は、デザインを確認してもらったうえで加工方法を提案してもらうのが確実です。 また、オリジナルウェアを作りたいと思っていても、「デザインソフトが使えない」「頭の中にイメージはあるけどデータにできない」という方も多いのではないでしょうか。 Tシャツ作成トミーズでは、パーカー・スウェットへのシルクスクリーンプリント、DTFプリント、刺繍などの加工に対応しています。 さらに、デザイン作成に悩んでいる方には、プロがオリジナルデザインを無料で作成する「DESIGN PRO」もご用意しています。 「こんな雰囲気にしたい」「この写真を使いたい」「チーム名をカッコよく入れたい」といったイメージからでも相談できます。 オリジナルパーカーやスウェットを作るなら、まずはデザイン・枚数・予算を整理して、自分たちに合った加工方法を選んでみてください。 オリジナルパーカーの作成はこちらから
スウェット・パーカーの加工方法は主にこの3つ!
【比較表】デザイン・ロット数・予算で一目でわかる早見表

1. シルクスクリーンプリントの特徴とメリット・デメリット

シルクスクリーンのメリット
シルクスクリーンのデメリット
【こんなシーンにおすすめ】
2. DTFプリント(フルカラー)の特徴とメリット・デメリット

DTFプリントのメリット
DTFプリントのデメリット
【こんなシーンにおすすめ】
3. 刺繍加工の特徴とメリット・デメリット

刺繍のメリット
刺繍のデメリット
【こんなシーンにおすすめ】
【プロの注意点】スウェットの「裏パイル」「裏起毛」で適した加工は変わる?
裏パイルの特徴と加工選び

裏起毛の特徴と加工選び

加工方法選びでよくある質問(FAQ)
Q1. 10枚程度のオリジナルパーカーならどのプリントがおすすめですか?
Q2. 50枚以上作るならシルクスクリーンのほうが安いですか?
Q3. 写真をパーカーにプリントできますか?
Q4. 刺繍で背中に大きなデザインを入れられますか?
Q5. 裏起毛と裏パイル、どちらがオリジナルパーカー向きですか?
まとめ:デザインと予算に合わせて最適なスウェットを作ろう

この記事の監修者
オリジナルTシャツ作成「トミーズ」の店長。Tシャツ作りのノウハウや商品紹介動画をこれまでに約300本配信中。トミーズテレビ チャンネル