Tシャツの着丈で印象が変わる！丈が長くて困った場合の対処法

2021年11月11日

Tシャツなどの衣料のサイズ表記には着丈という採寸基準があります。
着丈の詳細については「着丈と身丈の違いとは？オリジナルTシャツのサイズを合わせよう」でご紹介しましたが
https://www.tmys-t.com/columns/kitake-mitake-size

洋服の後ろの首の付け根から裾までを一直線で結んだときの長さの事です。
パーカーの場合はフードの付け根から裾までの長さを指します。
えりやフードがついている場合、これらは着丈に含まれません。

着丈の長さがコーディネート全体のバランスを決める重要なポイントとなります。
着丈が短いと足長効果がありますがコーディネートによっては尻切れトンボ感が出てしまいます。
長いと今度は胴が長く見えてしまいバランスがとても難しいですよね。
では自分に合った着丈の長さはどのくらいなのでしょうか？
自分に合う着丈の探し方についてご紹介します。

自分に合った着丈とは

まず自分に合う着丈の測定方法は以下の式が知られています。

身長×0.42－10＝着丈の最小値
身長×0.42－ 5 ＝着丈の最大値

参考例：160cmの身長であれば着丈57～62cmくらいが目安となります
このサイズよりも小さいあるいは大きいものが着用できないわけではありませんが、
短すぎたり長すぎたりするとチグハグな印象を与えることになるためこの範囲内に収めるのが良いでしょう。
着丈はある程度どんな長さであっても極端に動きづらくなることはないので、サイズ感として重要視されづらいポイントです。
しかし、Tシャツにおける着丈では１cm違うだけでも印象が変わります。
タイトに着たいのか、ゆったり着たいのか。自分の好みを明確にして、あとはどんな風に服を着こなしたいかということで決めていきます。

ショート丈はウエストの位置が上がり脚長効果

ショート丈Tシャツは、タックインしなくても腰まわりがすっきり見え、
丈の短さで上半身がコンパクトになり、ウエスト位置も高く見えるので脚長効果があります。
また、ハイウエストデニムなら、ショート丈Tシャツからお腹が見える心配もなく脚長効果でスタイルアップもできます。
ボリュームが出やすいボトムスに合わせると上半身をさらにコンパクトに見せてくれるのでボトムスとの相性は抜群ですね。

トレンドに左右されない定番ミドル丈

いつでも定番のミドル丈は、流行りに左右されずたくさんの方に愛されています。
着丈や肩幅がジャストサイズのTシャツは着回ししやすく、プライベートやビジネスシーンでも活用でき
同じアイテムでも組み合わせを変えるといろいろな着回しが可能となります。
定番のコーディネートと言えば無地Tシャツとデニムの組み合わせ！！
失敗することも少ないのでどんな方でも一度は着たことがある組み合わせではないでしょうか？
自分にあった着丈を知ってジャストサイズの定番Tシャツでコーディネートをより楽しみましょう。

ロング丈のオーバーサイズで体型カバー

まずオーバーサイズとは、いつも着ているサイズよりも1～2サイズ大きいサイズのことです。
大きめサイズのTシャツやパーカー、シャツなどのトップスを選ぶことで、リラックス感満載なコーデが出来上がります。
着丈が少し長いためゆったりとしたシルエットのコーデなので体型カバーもでき、あえて大きめのトップスを選ぶだけで
コーデにこなれ感や華奢感もプラスすることができます。

「ビッグシルエットトップス」との違いは？

ビッグシルエットTシャツは、あえてダボっと大きく見えるようにデザインされた服のことです。
リラックスした雰囲気を簡単に出せるのが、ビッグシルエットアイテムの大きな魅力となり
ビッグシルエットでもっとも大事なのは身幅と着丈のバランス感。
身幅はある程度ゆとりがありつつも、着丈は長すぎないほうが無難です。
着丈の測定方法で自分にあった着丈をしり「自分に合うサイズ」で着こなしましょう。

Tシャツの丈が長い場合の簡単にできる対処法

最近のファッションでは、オーバーサイズのスタイルがトレンドになっていますが、
Tシャツの丈が長すぎると、スタイリングが難しくなることがあります。しかし、簡単な対処法を知っていれば、お気に入りのTシャツをうまく活用できます。このガイドでは、Tシャツの丈が長い場合の対処法をいくつか紹介します。

着こなしのアイディア

・重ね着: 長いTシャツの上にショートジャケットやベストを合わせることで、スタイルに変化を加える。
・インナーとして活用: 長いTシャツをインナーにし、その上にショート丈のトップスを重ねることで、モダンなレイヤードスタイルを作る。
タックのバリエーション：
・フロントイン: Tシャツの前部分だけをパンツやスカートにインするスタイルは、丈が長いTシャツをうまく利用する方法です。
・フルイン: 全体をインすることで、スッキリとしたシルエットを作ることができます。
・ハーフタックイン: 片側だけをインするスタイルは、アシンメトリーなデザインでおしゃれ感を演出できます。
・サイドタックイン: 両サイドを軽くインすることで、前後のバランスを取ることができます。

ファッションアイテムを使ったアレンジ

・セルフタイ: Tシャツを前や横で結んで、丈を調整する方法。
・ブローチやクリップの使用: 結ぶのが難しい場合、ブローチやクリップを使って余った部分を固定する方法。
・ベルト: 長いTシャツの上からベルトを巻くことで、丈を短く見せるだけでなく、ウエストラインを強調できます。
・ハイウエストボトムス: ハイウエストのパンツやスカートと合わせることで、Tシャツの丈をうまく調整できます。

Tシャツの丈が長い場合の自分でカットする方法

Tシャツの丈が長すぎると、スタイルが崩れてしまうことがあります。ここでは、Tシャツの丈を短くするための具体的な直し方を紹介します。

必要な道具と準備

・ハサミ: 布用の鋭利なハサミを用意します。
・メジャーまたは定規: 正確な測定のために使用します。
・チャコペンまたはチョーク: 布にマーキングするために使用します。
・ミシンまたは針と糸: 裾を縫うために必要です。
・アイロン: 布を整えるために使用します。

丈の測定とマーキング

・丈の測定: Tシャツを着て、希望の丈の位置を決めます。鏡を使って確認し、メジャーで正確に測定します。
・マーキング: チャコペンやチョークでカットする位置にマーキングをします。マーキングは丁寧に行い、均等にすることが大切です。

カットの方法

・直線カット: マーキングしたラインに沿って、慎重にハサミでカットします。カットが曲がらないように注意しましょう。
・カーブカット: 裾を少しカーブさせたい場合は、マーキング時にカーブを描いてからカットします。

裾の処理

・ロールアップ: カットした裾を内側に2回折り込み、アイロンで押さえてからミシンで縫います。これにより、ほつれを防ぎます。
・ジグザグステッチ: ミシンのジグザグステッチを使って、カットした裾を縫い付けます。これもほつれを防ぐ方法です。
・オーバーロックミシンの使用: オーバーロックミシンがあれば、カットした裾をきれいに仕上げることができます。

プロに頼む方法

Tシャツの丈が長すぎる場合、自分で直すのが難しいと感じることがあります。そんな時は、プロの仕立て屋やリフォームサービスに頼むのが安心です。
自分で行うよりも、プロの仕立て屋に依頼することで、仕上がりが格段にきれいになります。

仕立て屋やリフォームサービスの選び方

・評判の良い店舗を探す: 口コミサイトやSNSを利用して評判の良い仕立て屋を探しましょう。
・実績を確認する: 仕立て屋の実績や過去の作品を確認すると安心です。
・価格の確認: 価格帯が自分の予算に合っているかを事前に確認します。
・対応可能なサービスの確認: Tシャツの丈直しを得意としているかどうかを確認します。

依頼の手順

・店舗の選定: 前述の方法で信頼できる仕立て屋やリフォームサービスを選びます。
・連絡と相談: 店舗に連絡し、Tシャツの丈直しが可能かどうかを相談します。電話やメールで詳細を伝えるとスムーズです。
・持ち込みまたは郵送: 直接店舗に持ち込むか、郵送でTシャツを送ります。郵送の場合は、折りたたんで丁寧に梱包します。
・希望の丈を伝える: 希望する丈の長さを正確に伝えます。必要なら、メジャーで測定した具体的な数値を伝えるとよいでしょう。
・見積もりと納期の確認: 見積もり金額と納期を確認し、納得した上で依頼します。

Tシャツの丈が長すぎる場合は返品・交換

購入したTシャツの丈が長すぎる場合、返品や交換を考えることがあります。返品・交換の流れはオンラインで購入した場合と実店舗で購入した場合では手続き方法が違いますので、それぞれの手続き方法に沿って行いましょう。
返品や交換の手続きをスムーズに行うためには、下記のポイントを押さえておくことが大切です。
※基本的にオリジナルプリントのTシャツの作成を依頼した商品のサイズ交換や返品は受けられないお店がほとんどですのであらかじめご注意ください。

返品・交換について確認事項

・返品・交換ポリシーの確認: 購入先の返品・交換ポリシーを確認します。多くのオンラインストアや実店舗では、返品や交換に関するポリシーがウェブサイトやレシートに記載されています。
・返品・交換期限の確認: 返品や交換が可能な期限を確認します。通常、購入日から14日～30日以内が一般的ですが、店舗によって異なります。
・商品の状態を確認: 返品・交換の条件には、商品の状態が重要です。未使用でタグが付いた状態であることが求められる場合が多いです。

返品・交換の注意点

・タグと付属品: 商品のタグや付属品がすべて揃っていることを確認します。タグが外れていたり、付属品が欠けていると返品・交換ができない場合があります。
・商品の状態: 未使用で汚れやダメージがないことを確認します。使用済みや汚れがある場合は、返品・交換が難しくなります。
・期間内に手続きする: 返品・交換の期限内に手続きを行うことが重要です。期限を過ぎると返品・交換ができなくなることがあります。

サイズ展開豊富なオススメTシャツ

サイズ展開が豊富なアイテムだとサイズが無くて困るケースも少なくなります。以下、サイズ展開豊富なＴシャツをいくつかご紹介します。

まとめ

Tシャツは形状やサイズ感によっても印象が変わり、合わせるアイテムによってもさまざまな着こなしができます。
自分にあった着丈をしれば、今よりもっと着こなし感が出て、さらにコーディネートの幅が広がります。
また長い丈のTシャツは、工夫次第でさまざまなスタイルに活用できます。セルフタイやレイヤードスタイル、DIYカスタマイズなど、自分の好みに合わせてアレンジしてみましょう。
また、プロの手を借りることで、より完成度の高いスタイリングが可能です。これらの方法を参考にして、お気に入りのTシャツをもっと楽しんでください。