公開日:2024/4/5
Tシャツのリメイクは昔からおこなわれてきましたが、、昨今、環境負荷を軽減しコストを削減する試みとして、また少しの創意工夫で、楽しみながらユニークなアイテムを作り出すDIYとしても、改めて脚光を浴びています。 このガイドでは、着なくなった古いTシャツがまったく新しいアイテムに生まれ変わり、有効活用するためのリメイク方法を紹介します。 DIYのアイデアでTシャツとして新たな工夫でリメイクする方法、またはTシャツの生地を再利用し新しいアイテムを作成し、アップサイクルするための方法も提案します。 クローゼットに眠っているTシャツを捨てるのはもったいないです。この機会にTシャツのリメイクを通じて、あなたのアイデアを表現してみてはいかがでしょうか。
Tシャツリメイク用に色んな道具があると便利で、ほとんどが100均で入手可能なアイテムです。この中でも特に裁ちばさみはTシャツのリメイク作業において何かと欠かせません。裁ちばさみだけで行えるリメイク方法も数多く存在します。ぜひご参考ください。それでは下記にてリメイクに使える道具をご紹介します。
Tシャツをカットするためにはさみは必須です。裁縫用の裁ちばさみはカットした際にスパッと切れ、切り口がきれいになるので便利です。 切れ味が鋭い分、誤って手を切ったり落としたりしないように注意しましょう。皮脂なども切れ味が悪くなるので要注意です。
裾上げやTシャツの形を変えたり縫ってリメイクする場合に裁縫セットやミシンを使用します。細かい箇所や小さな縫製であれば手縫いでも問題ないですが、ミシンがあると何かと作業が早いのと、何よりも仕上がりがきれいです。ミシンにはコンピュータミシンや電動ミシン、電気ミシンなど様々な製品がありますので、予算や使用頻度なども考え選びましょう。
アイテムに染料をかけるために使用。使用する色数分のボトルが必要になります。100均で売っています。
家にある廃棄するTシャツを細く切り、糸(ヤーン)状にすることで編み糸として再利用する際、編む工程には編み棒がかかせません。
Tシャツのリメイクとして人気の高いタイダイ染めなどを行う場合には染料が必要となります。タイダイ染めに必要な道具や作成方法などの詳細は「タイダイ染め特集」をご覧ください。
Tシャツのカットを行う際やデザインを変える場合に、洗って落ちるチョークやマーカーなどでカットラインに線を引くと作業がスムーズでミスも起こりにくくなります。
アレンジに使えるこれらの材料があると、さらに個性的なデザインにすることができます。 これらの材料を使って、Tシャツを新しいファッションアイテムにリメイクすることができます。リメイクする前に、どのようなデザインにしたいかを考え、必要な材料を揃えておくと良いでしょう。
大胆なTシャツのリメイクを行う際、着用時のバランスなど途中確認のチェックを行いたい際、トルソーがあると便利です。ハンガーでもある程度の感触はつかめるのですがトルソーのボディの立体感があって初めて気づく問題も多かったりします。家庭にトルソーは正直持っていない方も多いですが、本格的にリメイクを行う方には必須のアイテムになります。
アイロンでいらなくなったTシャツにアイロン転写(プリント)シートを貼りつければ簡単にリメイク・アレンジ可能です。Tシャツのしわ取りが必要な場合にもアイロンは必需品ですね。
Tシャツの生地を有効活用したリメイクアイデアは無限大です。とにかく思いつく限りたくさんのリメイク方法をご紹介します。またTシャツリメイク初心者の方に指標となるよう5段階で作成のしやすさを基準に星評価もつけてみました。
生地をを何本か細長く切り、三つ編みの要領でねじりながら編みこんで出来上がりです。生地の色をいくつか使ったり、結んだり、長さを変えたり色んなアレンジが可能です。
使用する道具:はさみ 初心者オススメ度★★★★✰
Tシャツの襟と袖を切ります。Tシャツのボディの幅と丈がバッグの大きさになるので、ボディを好みの大きさに切ります。Tシャツの裾を横1cm間隔で縦にハサミを入れ、裏返して1本づつ結んでいきます。裏返して出来上がりです。破れないように厚手のコットン(綿素材)がおススメです。形を縦長にすればワインバッグなどにも使用可能。用途に合わせて様々なアイテムとして使えます。
使用する道具:はさみ 初心者オススメ度★★★★★
Tシャツの袖をハサミで切り、縫い目が真ん中にくるように広げ、左右の外側を2cm位折ります。折り曲げた部分を重ねたまま、縦に切り込みを入れます(両側とも)。Tシャツの裾部分を細く切り、2本くらいを重ね、先ほどの切り込み部分にひもを通します。耳にかけてみて長さを調整して完成です。Tシャツマスクのメリットは洗濯可能なところでしょうか。
使用する道具:はさみ 初心者オススメ度★★★✰✰
Tシャツの裾、袖を(縫い目を避ける)切り、四角く切ります。Tシャツのヤーンを作ります(ヤーンの作り方についてはここでは割愛させていただきます。ネット情報などをご参考ください)。ヤーンから円状に編み込んでいきます。コースターからさらにサイズを広げて編み込めば、鍋敷きにもなります。ただ編み方が分からない人にはかなり難易度高めです。
使用する道具:はさみ、ボード、タッカー、 初心者オススメ度★✰✰✰✰
大きめのプリント等のデザインの入ったTシャツ限定です。Tシャツの柄のサイズに合わせたボードを用意します。ボードよりも大きめに生地を切り取り、生地とボードを合わせ、裏側をタッカーで貼りつけます。お気に入りのデザインでファブリックパネルが作れます。揃える道具がそこそこ必要なため初心者には難易度や費用が高めです。
使用する道具:はさみ 初心者オススメ度★★✰✰✰
Tシャツの縫い目を避けボディ部分を正方形に切ります。4辺の周囲を折りこんだところを縫っていき完成です。無地でも問題ないですが刺繍やプリントが入っているとオリジナル感がでて良いです。周りにレースを縫い合わせると高級感が出ます。
使用する道具:はさみ、ソーイングセット(ミシン) 初心者オススメ度★★★✰✰
頭にはめるので伸縮性のある生地がオススメです。作りたいターバンの幅に合わせてTシャツのボディ(見頃)の横にハサミを入れカットします(目安は20センチくらい)。裾の縫い目も合わせてカットします。カットし筒状になった布を広げ引っ張ると軽く丸まります。輪っかになったパーツを何回かねじり(8の字)、半分にたたみ輪っかを合わせるとターバン風のヘアバンドの完成です。ハサミだけで作れる簡単さがうれしい。
使用する道具:はさみ 初心者オススメ度★★★★✰
熱い厚紙で、スタイの形に沿って型抜き、型紙を作ります。Tシャツの縫い目のない部分を先ほどの型紙にあてて、スタイの形に合わせてチャコペンやマーカーなどで線を引き、裁断します。※1枚でも充分ですが強度が心許ないので裁断する前に2枚使って縫い合わせるのがオススメです。留め具として着脱しやすいマジックテープを縫い付け完成です。
使用する道具:はさみ 厚紙、マーカー、ソーイングセット(ミシン) 初心者オススメ度★★✰✰✰
手軽にリメイクを行うならカットするだけでも簡単にTシャツのアレンジ可能です。アレンジ方法にもたくさんの種類がありますので一部ご紹介いたします。
丸首Tシャツの衿ぐりの前中心部分に縦に4,5cmほど切り込みを入れることでキーネックにリメイク可能です。切った両側の部分を折り縫うと首回りがスッキリ見えます。生地のカットは必ず裁ちばさみで行いましょう。切り口の綺麗さが断然違います。また普通のはさみは刃を痛めることにもなります。
両袖の肩の部分に斜めに切り込みを入れます。肩口の開き具合はカットの大きさによります。初めて行うなら袖の3分の1位を切ってみるのがオススメ。また切った部分をリボンに結べば、さらにこなれ感がでます。
袖の縫い目の少し外側を大胆に切るだけで、大きく袖口が広がり、こなれ感のあるカットソー風に印象が変わります。襟も切るとスッキリした印象でこれも◎。裾部分を切るとクロップド丈でこれも◎。インナーとの組み合わせパターンでも大きく印象が変わります
裾の前部分をくるくるねじりながら巻き付け丸めていきます、裾の先端を先ほどの丸めた中心に通して結んで出来上がりです。お腹チラ見せアレンジです。 お腹チラ見せに抵抗ある方は、背中を同じように丸めて結び目を作るアレンジがオススメです。普通にタックインする際も裾をクルクルとまとめてインすると良い感じに仕上がります。
Tシャツの裾を5mmほどの幅、10cmほどの長さで縦に切ります。隣同士2本を結んで完成です。カットに慣れたら胸下まで大胆に切ったり、網の様に結んでみたりとアレンジは様々です。カットする紐はまっすぐ均等の幅で平行に1本1本をカットすることが重要です。
染料を使用して、タイダイ染めを行えば全く違うTシャツに生まれ変わります。使用する道具や材料は多くなりますが、1枚づつ風合いの違う自分だけのオリジナルな模様が出来上がる楽しさはタイダイ染めならでは。詳しくはこちらの「タイダイ染め特集」をご覧ください。ポリエステル素材のTシャツは染まりませんのでご注意ください。
濃色系のTシャツであれば、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤をスプレー、またはバケツに漬け込む事で脱色リメイクさせることが可能です。スプレーする際にTシャツをねじっておいたり、または脱色させない部分は袋にかぶせる等の工夫で独特の色落ちが楽しめます。キッチンハイターをかけてすぐに変色が始まるので、脱色の頃合いを見て、お湯で洗い落としましょう。そのあとは洗濯機にかけて乾燥させて完成です。塩素系漂白剤を使用する際はマスクを着用し、素手では触らず、必ず換気を行い、風通しの良い場所や換気扇などを回して作業を行ってください。
アクリル絵の具を使ってTシャツをキャンバスに変え、何色も塗り重ねたり、グラデーションを作ったり、文字をステンシルで型抜きしたり、思い思いの絵を描いてみましょう。お子さんと一緒に作業しやすいので楽しみながら作業ができます。ファブリックメディウムを絵具に混ぜると布に絵の具が描きやすいだけでなく定着し、洗濯しても落ちにくくなるのでオススメです。
リメイクに使用するTシャツの素材は基本的にはコットン(綿)素材がオススメです。綿のTシャツは丈夫で強度があるため、日用品としてとして耐久性が大変優れているのでリメイク用のアイテムとしてピッタリです。 カットオフを行うリメイクの場合、ポリエステル素材だと切った先からほどけていきやすくなるので切り口の処理が必要になるのでおあまりオススメできません。ですが、ポリエステル等の化学繊維は逆にしわになりにくい、吸水速乾性など特性を生かしたリメイクなどに向いています。
Tシャツのリメイク方法のご紹介はいかがでしたでしょうか。Tシャツのリメイクはたくさんのアレンジやアイテムをリメイク可能です。リメイクの経験が無い方はTシャツに、はさみを入れる瞬間などは不安かもしれませんが、はじめは失敗しても良いTシャツなどでリメイクにチャレンジしてみてください。リメイクは無限の可能性を秘めており、新しいアイテムに生まれ変わる瞬間が楽しく、きっと色んなアイデアや表現が浮かんでくるはずです。これらの上記アイデアを参考に、ぜひTシャツのリメイクを楽しんでみてください。