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クラスTシャッツ、ポロシャツ、
パーカー20枚以上作って
クラスTシャッツ、ポロシャツ、
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対象者
発注元が幼稚園・保育園・小学生・中学生・高校生・大学生等の学生様。学校行事・部活・サークルでのご使用の生徒さんまたは先生。
対象商品
合計20枚以上を下記の5種類からお選びください。
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文化祭で着るためのクラスTシャツを制作していただきました。デザインやカラーがなかなか決まらず、こちらからお願いするのがぎりぎりになってしまって……。ハイスピードサービスを教えていただいてとても助かりました。文化祭の前日に届いたクラスTシャツは、クラス全員の一体感を高めてくれました。お値段もリーズナブルだったので、また来年もよろしくお願いします。
初めてダンスの大会に出場するにあたり、お揃いのTシャツが欲しくてお願いしました。途中、デザインやカラーについていくつかの行き違いがあったにも関わらず、スタッフの方が親身に対応してくださったことが嬉しかったです。メンバーこだわりのデザインが細部まで再現されていたので、次の機会があればまたトミーズさんにお願いしたいです。このTシャツを着て、絶対優勝します!
ボランティアに出かけた先で、ボランティアスタッフだとわかるようなTシャツをお願いしました。カラーもサイズも違うものをオーダーしましたが、1つのミスもなく届けてくださいました。ボランティア先でも好評で、「お揃いで可愛いね」と褒めていただきます。高校生のころクラスTシャツをトミーズさんにお願いしたことがあり、それを覚えていてくださったのも嬉しかったです。
体育祭でクラス対抗リレーがあり、そのときに着るクラスTシャツをオーダーしました。申し込みのときに「早割が使える」ということを教えていただき、もともと安かった価格がさらに安くなったので、これからクラスTシャツを作る後輩たちにも教えてあげたいです。Tシャツのデザインも、デザイン集から可愛いものが選べるので、絵が描けなくてもクラスTシャツを作れました。
文化祭でステージパフォーマンスをすることになり、クラスTシャツをお願いしました。色のバリエーションが多くて迷いましたが、茶色にピンクのプリントをすることに。わたしたちは手書きのデザインを持ち込んだのですが、「こうなったらいいな」と思ったものがそのまま出来上がっていました。トミーズさん、ありがとうございます。サプライズで、先生に一着プレゼントしました。
高校2年生の夏、わたしは突然「文化祭実行委員」に選ばれた。
わたしを推薦したのは、親友のマリ。おせっかいなマリは、わたしが片思いしているツバサくんが実行委員に立候補したのを見て、すぐに手をあげてわたしを推薦した。
文化祭は楽しいけれど、その中心になってみんなをひっぱる自信なんてない。そんなわたしの思いとはうらはらに、あっという間に実行委員はわたしとツバサくんに決まった。
「マリが勝手に推薦するから」
「こんなの今年が最後かもしれないし、いいじゃん」
来年の今頃は、みんな受験のことを考えているだろう。文化祭の実行委員なんて、立候補する人もいなくなる。ツバサくんと一緒に何かできる、最初で最後のチャンスかもしれない!
マリがもっともらしいことを言って笑った。いつも勝手に決めるんだから。そう言いつつ、わたしは心の中でマリに感謝した。
文化祭実行委員としての、初めてのホームルーム。クラスごとの出し物は何をするかという議題で、教室は盛り上がる……はずだった。誰かが出した案が誰かに反対され、代案を出すと別の反対意見が……といういやな流れになり、教室はしんと静まり返ってしまった。黒板に書かれた「喫茶店」や「お化け屋敷」の文字がむなしい。どうにかこの空気を変えたかったわたしは、「あ、あの」と口を開いた。クラス中の視線が集まる。隣にいたツバサくんもわたしを見る。
別の高校に進学した友達が、文化祭でクラスTシャツを作るという話をしていたのは確か。だけど、今言うことでもない。話を切り出すタイミングを間違え、真っ赤になったわたしを復活させたのはツバサくんだった。
「いいな、それ」
静かだった教室から少しずつ声があがり、見ていた先生も予算の話をし始める。わたしが書いた「お化け屋敷」の横に、ツバサくんが「クラスTシャツ」と書いた。
クラスTシャツの提案をしてから、ホームルームは少しずつ盛り上がり始めた。Tシャツを着るならパフォーマンスをするのもいい、クイズ大会をやろう。学園祭に向けて、みんなの気持ちがまとまり始めたのがわかった。カラオケ、縁日、迷路、プラネタリウム。尽きないアイディアの中から、わたしたちのクラスは縁日をすることになった。
クラスTシャツは、なんとわたしがデザインをすることになった。美術部だから絵は得意だけど、みんなが着るオリジナルTシャツなんて……。縁日の準備をするみんなを眺めながら、わたしはスケッチブックをにらみつける。
どんなデザインにしよう?出し物は縁日なのだから、和風っぽいデザインがいい。色は?いつの間にか、スケッチブックにはいくつかデザインができあがっていた。横からのぞいたマリが「おおー、すごい!」とおおげさに褒める。いつの間にかツバサくんが横にやってきて、わたしのすぐ近くでスケッチブックを眺めていた。あんまり近くて驚くことも忘れていたけど、顔が真っ赤になるのがわかる。
結局、前面に「one for all」の文字、背中には「祭」の文字を入れたはっぴ風のデザインが採用された。ひとりはみんなのために、という言葉は、先生の座右の銘。体育祭ではクラスの旗にも書き入れた言葉だ。
先生が見つけてくれた業者に電話をかけて、プリント料金を聞いてみる。色々な種類のアイテムやカラー、素材の中からオススメしてくれたTシャツがなんとか予算内に収まってくれたので、先生も嬉しそうだ。Tシャツを46枚を作るのに、1枚あたりの価格が1,300円くらい(※)で済んでしまうのはどういう仕組みなんだろう。
デザインイメージ、プリント仕様、プリント位置も確認し、問題なかったので クラスTシャツは、学園祭の一週間前に届いた。想像以上にキレイなプリントの仕上がりにクラス内から感嘆の声があがる。さっそく袋から出して着ている人もいれば、鞄にしまっちゃう人もいる。ツバサくんは、袋から出したクラスTシャツをじっと眺めていた。
「着ないの?」
「なんか、もったいなくて」
照れくさそうに笑うツバサくんの手には、わたしがデザインしたクラスTシャツ。ツバサくんとお揃いのクラスTシャツだ。同じクラスだから当たり前だけど、好きな人とお揃いだ。にやけそうな顔がツバサくんに見えないように、こっそり顔をそらした。「何ニヤニヤしてんの」とツバサくんにからかわれたけど、実行委員になる前は話すこともなかったんだと思うと、ますますにやけてしまう。
文化祭当日は快晴。クラスTシャツと同じ色をした空の下で、文化祭が始まった。縁日をやっている自分のクラスに顔を出しながら、ツバサくんと巡回。クラスTシャツの左腕に「実行委員」の腕章をつけてはいるけれど、これってなんかデートみたい。
「楽しいなあ」
ツバサくんの微笑みに、わたしはこっくりうなずく。そのあとも、わたしとツバサくんはなんとなく一緒に行動した。縁日の客寄せからステージでの出し物まで、今年の学園祭の景色には全部ツバサくんが映っていた。クラスTシャツを作ってよかった。ツバサくんと文化祭の思い出が、確かな形になって残るから。
文化祭が終わりを告げる。わたしには、どうしてもしておきたいことがあった。すっかり片付けられて、いつもの様子を取り戻した誰もいない教室で、わたしはツバサくんを呼ぶ。
「ねえ、気づいてたかもしれないけど、わたし――」
※085-CVTにインクカラー前1色+後1色=計2色注文し、学生特典を利用した場合の税込み価格